研究課題
基盤研究(C)
【研究成果の概要】Helicobacter pylori(ピロリ菌)はグラム陰性菌で、胃上皮細胞表層に持続感染し、慢性胃炎、胃十二指腸潰瘍、胃癌、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病の原因となる。感染伝播の経路に関しては未だ不明な点も多く、齲歯、歯周炎がピロリ菌の病原巣として除菌治療後の再感染の要因となる可能性が指摘されるが、日本人での検討は十分でない。本研究では検診受診者の臨床情報を用い、ピロリ菌の亜型cytotoxin-associated-Aに焦点を置き、ピロリ感染と齲歯/歯周病の関連につき解析した他、ピロリ菌感染と酸化ストレスの関連ついて検討した。
ピロリ菌の罹患率は、先進国では20-30%であり、除菌治療に成功しない限り感染者は生涯キャリアとなる。本邦では除菌治療の健康保険適用が「慢性胃炎」にまで改訂され、治療法は確立されているが、除菌の成功率は約90%である。また、一旦除菌に成功しても胃・十二指腸病変が再発する症例もあり、除菌治療後の成人におけるピロリ菌の再感染も否めない。本研究では齲歯、歯周炎がピロリ菌の病原巣となりうるかにつき、ピロリ感染と齲歯/歯周病の関連について解析した。
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