研究課題/領域番号 |
15K08746
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
宮坂 昭生 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (80382597)
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研究協力者 |
滝川 康裕
王 挺
吉田 雄一
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | HBワクチン / TCR β レパトア / BCR IgG H chain レパトア / TCRβレパトア / BCR IgG H chainレパトア |
研究成果の概要 |
B型肝炎ワクチンに対する免疫応答を明らかにするため、5人の健常者を対象としてワクチン接種前後のT細胞受容体β鎖(TCRβ chain)およびB細胞受容体IgG重鎖(BCR IgG H chain)について解析を行なった。ワクチン2回接種後のTCRβ chain、BCR IgG H chainレパトアの変化はHBs抗体獲得と関連していると考えられた。TCRβ chain、BCR IgG H chainレパドアは同じ数のリード数が変化していた。HBワクチンに対する特異的なクローンは同定できなかった。 HBs抗体獲得後の免疫記憶の有効性の検討ではワクチン接種経験者の血液中に記憶B細胞が僅かに存在した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HBワクチンに対する初期免疫応答について解析を行ない、HBs抗体獲得者において2回接種後のTCRβ chainレパトア、BCR IgG H chainレパトアの変化はHBs抗体獲得のサロゲートマーカーとなる可能性が示唆された。今後、さらに解析をすすめることにより不応例への対策やワクチン回数を減らすための方策などに役立つと考えられた。 また、HBワクチン接種歴ある者ではmemory B細胞は末梢血中に僅かに存在している可能性があった。HBワクチンのユニバーサルワクチネーションが施行されるようになりHBs抗体獲得後の免疫記憶の有効性を明らかにすることは追加接種を減らすなどの有用性があると考えられた。
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