研究課題/領域番号 |
15K08771
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 一宮研伸大学 (2019) 名古屋大学 (2015-2018) |
研究代表者 |
榊原 久孝 一宮研伸大学, 看護学部, 教授 (80153873)
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研究分担者 |
西谷 直子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (10587009)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 睡眠障害 / うつ病 / 抑うつ / 不眠 |
研究成果の概要 |
60歳未満の男性日勤労働者を対象に、2011年から2017年まで、不眠(アテネ不眠尺度)とうつ症状(CES-D)などを調査し、不眠とうつ症状発症との関連を検討した。不眠あり(AIS 6 点以上)群では、うつ症状発症リスクはHR 4.97(95% CI 2.97-8.33)と高いことが示された。AIS 1-3点群では HR 2.14(95% CI 1.32-3.45)、AIS 4-5点群ではHR 3.93(95% CI 2.40-6.42)と、不眠の程度が強いほど、その後のうつ症状発症リスクが高くなることが示された。職場のうつ病対策として、睡眠障害にも注意を向ける重要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本調査は、これまで調査がまれな職場労働者を対象に、睡眠障害の存在が将来のうつ症状発症のリスクを高めることを示すとともに、不眠症状の程度が強いほど将来のうつ症状発症リスクが高くなることを示した、国際的にも意義のある研究である。将来のうつ症状発症リスクは、不眠症状の程度が強いほどは高く、軽い不眠症状でもリスクが高まり、注意を要する。また、職場のうつ病対策として、労働者の不眠症状や睡眠障害にも注意を向け、その改善に努めることが、うつ病発症予防にも繋がる可能性を示唆した。
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