研究課題/領域番号 |
15K08783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
安木 真世 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (40589008)
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研究協力者 |
中村 昇太
成谷 宏文
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ウェルシュ菌 / 食中毒 / 芽胞形成 / 毒素産生 / 胆汁酸 / レドックス / Spo0A / Clostridium perfringens / 酵母2ハイブリッド法 / ランダムミュータジェネシス / 硝酸還元 / トランスポゾン / clostridium perfringens / マイクロアレイ |
研究成果の概要 |
ウェルシュ菌食中毒では芽胞形成が病気発症の主要イベントである。芽胞形成を促進する胆汁酸は、芽胞形成制御因子Spo0Aのリン酸化を促すことを明らかにした。更にリン酸化に関与する遺伝子を同定するためにランダムミュータジェネシス法を確立し、39の候補遺伝子を同定した。また、芽胞形成を抑制する因子として新たに酸化剤である硝酸塩の存在を明らかにした。更に本因子の作用点はSpo0Aの活性化阻害であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウェルシュ菌食中毒では芽胞形成が病気発症の主要イベントであり、その分子機序の解明を通した病気発症の制御法の開発が期待される。本研究の学術的意義は、芽胞形成に関与する因子とその作用機序の一部を明らかにすることで、病気発症機序の理解に新たな視点を与えた点、ならびに宿主体内における病原微生物の生存戦略の一端の解明に繋がる基盤知見を創出した点にある。 また、作用機序の解明は芽胞形成の制御を通した食中毒の予防法の開発へと研究の応用が期待されるが、本研究はその基盤知見の創出に貢献した点に社会的意義がある。
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