研究課題/領域番号 |
15K08789
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
大藪 貴子 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 講師 (20320369)
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研究分担者 |
明星 敏彦 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 教授 (00209959)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 銀ナノワイヤー / 気管内注入試験 / 実験動物 / BALF中好中球 / 病理組織変化 / 肺の炎症 / 肺内滞留性 / 金属ナノワイヤーの生体影響 / 病理組織評価 |
研究成果の概要 |
ナノ粒子の有害性が懸念されている中、繊維状のナノ材料の有害性の検討はほとんどなされていない。本研究では、アスベストで有害性の指標である繊維の長さに焦点を当て、繊維径や他の物理化学的条件は同じで、長さの異なる2種類の銀ナノワイヤーを作製し、ラットに対して気管内注入試験を行い、12ヶ月までの長期の影響を調べた。 その結果、肺重量や気管支肺胞洗浄液中の細胞数、好中球数。LDH活性は、長短繊維注入群ともに、注入後3日目に著しく増加したが、その変化は徐々におさまり、その影響は3ヶ月頃までであった。長短の差異については、短繊維注入群の方がその影響は長く続いた。肺の線維化や腫瘍の発生は認められなかった。
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