研究課題/領域番号 |
15K08803
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
|
研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
越田 繁樹 滋賀医科大学, 医学部, 特任講師 (70372547)
|
研究分担者 |
高橋 健太郎 滋賀医科大学, 医学部, 特任教授 (20163256)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 子宮内胎児死亡 / 周産期死亡 / 胎動 / 妊婦 / 啓発 / 地域医療 / 死産 |
研究成果の概要 |
本課題では胎動自覚の正常範囲を調べ、地域の妊婦に胎動カウントを普及し周産期死亡率減少に与える影響を調べることを目的とした。県内20施設の分娩を取り扱う産科診療所および病院にて正常分娩に至った2337例の胎動カウントチャートを解析し、以下の2点を明らかにした。1. 34週以降に妊娠週数が進むに連れて10回の胎動自覚に要する時間は緩やかに増加傾向を示すも、ほとんどが30分以内であったこと。2. 胎動カウントの啓発を行った2015年以降の滋賀県の後期死産率および周産期死亡率は低下を続け2016年、2017年とも全国平均を下回っていた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題では妊婦が妊娠中に自覚する胎動の正常範囲を調べるとともに、地域の妊婦に胎動カウントを普及することで、周産期死亡率に与える影響を調べることを目的とした。妊婦が10回の胎動を自覚する時間は長くても30分以内であることが明らかになった。さらに、本研究を開始した期間の地域の周産期死亡率が減少した。以上の結果より、妊婦への胎動カウント啓発は周産期死亡減少につながる可能性がある。
|