研究課題/領域番号 |
15K08819
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 文京学院大学 (2018) 北里大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
田中 秀宜 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助教 (90733585)
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研究分担者 |
鈴木 誠 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (80554302)
福田 倫也 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (80291649)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 認知症 / リハビリテーション / 作業療法 / 行動学習 / 行動練習 / 予後予測 / 報酬 |
研究成果の概要 |
認知症があり日常生活を自立して行うことが難しい方に対して,リハビリテーションの練習中になるべく失敗経験をさせない配慮に加えて,動作が上手く行えた場合には賞賛を提示するなどの行動練習プランを作成し,練習を実施した.その結果,服を着ることやトイレなどの日常生活動作の介助量が減少した.このことより,練習中の失敗体験を減らすことや,動作が上手く行えた場合には賞賛を提示するような取り組みが,認知症を有する方のリハビリテーションでは有効であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から,認知症を発症した方に対するリハビリテーションをはじめとする行動練習の方法として,試行錯誤や失敗体験を少なくし,動作や行動が適切に遂行された場合には賞賛するという方法に一定の効果があることが明らかとなった.このことにより,認知症を発症した方への行動練習を実施する際に参考とすることができる. またこれらの知見を実際に臨床で活用していく可能性を模索するために,実際にリハビリテーション専門職に対して研修会を開催して意見をいただいた.認知症を発症した方に対する治療手法の探求も重要であるが,それを活かすことができるチームマネジメントの重要性についても考えていく必要がある.
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