研究課題/領域番号 |
15K08859
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
|
研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
村上 義孝 東邦大学, 医学部, 教授 (90305855)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 受療行動調査 / 患者満足度 / 経時変化 / 患者立脚型アウトカム / 介入効果 |
研究成果の概要 |
受療行動調査データの経年データ(平成11-26年度)を統計法のもと申請・入手し、データベースを作成し、患者満足度(外来・入院)をアウトカム、病院側の要因、患者側の要因、経時変化を含む統計モデルにより検討した。患者満足度に影響の大きい因子を探索した結果、高年齢、男性で患者満足度が高く、特定機能病院の他、入院患者では20-49床の小規模な病院での患者満足度が高いことがわかった。また退院調整支援、受動喫煙防止、緩和ケアのある病院では外来、入院をとわず患者満足度が高い傾向にあった。経時変化をみると平成11年に比べ平成26年では外来で10%、入院で27%、満足度が増加していた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パネル調査の比較はすでに既存統計(受療行動調査)で実施されているものの、各種要因を調整したうえで経年変化を示した本知見は本邦初となる。また平成11年からの15年間で外来患者は10%、入院患者は27%満足度が上昇したなどというように、医療施設における患者満足度を経年的に解析した例は国内外を見渡してもあまりなく、本研究の成果といえる。今回のようにパネル調査を経時データベースとして捉え統計モデルにより検討する方法については、他の既存統計の高次利用での活用が期待される。
|