研究課題
基盤研究(C)
入浴中の急死は高齢者で多いが、原因は特定されていないが、大阪市での疫学調査により病態を概ね明らかにできた。浴槽内での死亡事故の発生場所は、自宅が89.4%を占め、公衆浴場が6.6%、ホテル1.3%、老人ホーム0.4%であった。老人ホームでは5年間で8件の浴槽内死亡事故があり、1件の死因は内因性急死で、7件は一人入浴での急死で熱中症を否定できない。42℃以上の湯に全身浴で30分以上浸かると深部体温が3℃上昇して誰もがⅢ度熱中症になり、意識を失う。深部体温が42℃以上になると心筋が崩壊し高カリウム血症となり心室細動を起こし急死する。今まで不可解とされた解剖所見もこのメカニズムで矛盾なく説明できた。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 2件)
臨床老年看護
巻: 24(6) ページ: 65-73
日救医誌
巻: 28(9) ページ: 554-554
日本生気象学会雑誌
巻: 54(3)
Rechtsmedizin
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