研究課題/領域番号 |
15K08885
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
原 修一 東京医科大学, 医学部, 准教授 (70208651)
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研究協力者 |
栗岩 ふみ
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 一酸化炭素中毒 / 活性酸素 / ヒドロキシルラジカル / ラット線条体 / NADPH oxidase / アンジオテンシンII / 酸化ストレス / ラット / 線条体 / アンジオテンシン / dual oxidase |
研究成果の概要 |
一酸化炭素中毒による脳損傷に関与する脳内の活性酸素(特に細胞毒性の強いヒドロキシルラジカル)の生成促進は、cAMPシグナル伝達系によって活性化されるRac (RAS-related C3 botulinus toxin substrate)依存性NADPH oxidaseを介すること、また、これとは異なるレニン-アンジオテンシン(RA)系の活性化を介することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から、一酸化炭素(CO)中毒による脳損傷に深く関与する脳内活性酸素の生成には、cAMPシグナル伝達系経由のRac依存性NADPH oxidase活性化を介する経路だけでなく、これとは異なるレニン-アンジオテンシン系の活性化を介する経路も存在することが明らかとなった。そのため、臨床で広く使用され、安全性も確立されているアンジオテンシンII受容体遮断薬およびアンジオテンシン変換酵素阻害薬によるCO中毒治療の可能性が示唆された。
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