研究課題/領域番号 |
15K08908
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
柳川 まどか 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50566982)
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研究分担者 |
梅垣 宏行 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (40345898)
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研究協力者 |
葛谷 雅文
小宮 仁
渡邉 一久
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | SCI / AD / 髄液バイオマーカー / 運動介入 / 認知機能低下 / アルツハイマー病 |
研究成果の概要 |
ADの発症を予防するためには認知症発症以前のPreclinical ADと呼ばれる状態の特徴を明らかにすることが必要である。記銘力のみが低下している状態をMCIとよび、更に前段階である自覚的な物忘れのみがある段階をSCIとよぶ。 運動はその機序は明確ではないが認知症予防の有力な方法である可能性が指摘されている。我々はMCIの患者に対し運動介入の前後で運動による認知機能保護効果を検討した。SCIの患者に同様の試験を行う計画であったが医療倫理問題の深刻化から、髄液採取に関し慎重な対応が必要となり被験者登録に難渋し目標数を確保できず、やむなく補助事業期間内で終えることとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回試験を途中段階で終えるに至ったものの、MCIの患者における反省点を踏まえ、髄液アミロイドの検査においては手技的な差異が大きいことが疑われたため、試験開始前にはアミロイドβの検査における手技の熟達が必要であった。そして、予想どおり、髄液のアミロイドβやタウに個人差が大きいこと、髄液採取、分析による手技による差異が大きいことが判明した。 また、継続的に運動を被験者に施行してもらう具体的な工夫をしたが、被験者によっては簡単に運動をやめてしまうケースもあり、このような介入試験においては、自己申告による運動においては質の担保が難しいことがあらためて判明した。
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