研究課題
基盤研究(C)
アニサキス症には、腹部症状を有する劇症型と、無症状で偶然発見される無症候型がある。劇症化の原因を解明するため、まず感染したアニサキス虫体の種を調べたが、虫体の種類と腹部症状に関連はなかった。次に問診により、劇症型患者の1/3にアニサキス罹患歴があるが、無症候型患者には罹患歴がないことが明らかになった。さらにアニサキスをマウスに感染させ、血中IgEを測定したところ、単回感染ではIgEは上昇しないが複数回感染で総IgE、アニサキス特異的IgEが徐々に上昇した。以上より、アニサキス症の劇症化はアニサキス種によるものよりも、複数回感染による宿主の感受性の増加によるアレルギー反応であることが示唆された。
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