研究課題
基盤研究(C)
H. pylori診断には時間や費用を要する。本研究では既報の「唾液内のH. pyloriの存在」に着目し、唾液を用いた迅速かつ安価なH. pylori感染診断と抗生剤感受性試験の開発を試みた。まず、H. pyloriが確実に存在する標準液を用い、既報のH. pyloriのDNAの鋳型(プライマー)でPCRを行うと、H. pylori特異的なピークが認められた。しかし患者の唾液(感染者・非感染者)では特異的なピークは認めなかった。PCRの条件変更、他プライマーの使用、検体濃縮、H. pyloriの毒素DNAに対するプライマーに変更など試みたが、唾液内のH. pyloriは検出不可であった。
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