研究課題/領域番号 |
15K08958
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
荒川 哲男 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (60145779)
|
研究分担者 |
藤原 靖弘 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (40285292)
渡邉 俊雄 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (50336773)
谷川 徹也 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (70423879)
富永 和作 大阪医科大学, 医学部, 特別任命教員教授 (80336768)
田中 史生 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (20623292)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 胃癌 / マイクロRNA / エクソソーム / 胃液 / 早期診断マーカー / 噴門部癌 / 逆流性食道炎 / ヘリコバクター・ピロリ / 増殖能 / アポトーシス / 血管新生 / 胃癌細胞下部 / 癌細胞増殖能 / 転移能 / 抗アポトーシス能 |
研究成果の概要 |
(1)胃液中エクソソーム由来マイクロRNA(miRNA)の抽出方法を確立した。(2)早期胃癌内視鏡治療後の異時性胃癌再発の臨床病理像を検討した。ピロリ除菌療法は異時性胃癌再発に対して予防的であった。(3)胃癌細胞株における15種類のmiRNAの発現パターンを解析した。それぞれの細胞株より特徴的なmiRNA発現パターンが認められた。(4)食道胃接合部発癌動物実験モデル確立のための研究過程で、逆流性食道炎と血中miRNA発現パターンを検討した。血中のmiRNAのうちmiR-29a-3pの発現および食道組織におけるmiR-223-3pの発現が健常コントロールラットに比し増加していた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胃液からエクソソーム由来マイクロRNAの抽出方法を確立した。胃液中エクソソーム由来マイクロRNAの発現パターンを解析することにより早期胃癌内視鏡治療後の異所性異時性胃癌の再発を内視鏡的に視認可能な時期よりも早期に診断できる可能性が示唆された。胃癌細胞株が発現するマイクロRNAを解析した。噴門部癌のリスクファクターである逆流性食道炎の動物モデルを用いて、マイクロRNAの発現パターンを検討した。今後噴門部癌のリスクファクターとして、マイクロRNAの発現パターンを解析することは診断ツールとして活用できる可能性が示唆された。
|