研究課題/領域番号 |
15K09008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
竹下 英次 愛媛大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (40750542)
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研究分担者 |
山本 安則 公益財団法人がん研究会, 有明病院 消化器内科, 医員 (20649066)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肝硬変 / 小腸 / 門脈圧亢進症 / 脂質吸収 / 小腸粘膜 / 消化吸収機構 |
研究成果の概要 |
肝硬変患者での脂質、小腸での脂肪酸吸収、分岐鎖アミノ酸(BCAA)の役割は重要である。今回、BCAAの小腸での脂肪酸吸収への影響を検討した。食事由来脂肪酸の吸収動態を健常者と肝硬変患者(門脈圧亢進症合併別)で調べた。脂肪酸吸収は、肝硬変患者で健常者に比べ有意に低下し、門脈圧亢進症合併群でより顕著であった(p<0.01)。また、空腸生検での検討で門脈圧亢進症合併肝硬変群は健常者に比べて小胞体のカイロミクロン合成関連蛋白(FATP4 とMTTP)の発現が有意に低下していた。肝硬変群での脂肪酸吸収低下は、BCAA投与で有意に軽減した。BCAAは肝硬変患者での吸収障害を改善する可能性が示唆された。
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