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肝線維化における自然免疫を介した肝再生への誘導

研究課題

研究課題/領域番号 15K09014
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

阿部 和道  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30468128)

研究分担者 大平 弘正  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90274951)
研究協力者 片倉 響子  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード肝線維化 / 樹状細胞 / 自然免疫 / 古典的樹状細胞 / ジフテリアトキシン / DTRマウス / CpG / IL-10
研究成果の概要

本研究では、肝線維化における古典的樹状細胞(conventional DC:cDC)の役割を解明することを目的に研究し、以下の結果を得た。1. CpGにより刺激されたcDCは抗炎症性サイトカインであるIL-10を産生した。2. 活性化マクロファージが産生した炎症性サイトカインをIL-10が抑制した。3. CpGを投与するとIL-10が上昇し、四塩化炭素誘導の肝線維化が軽減するが、トランスジェニックマウスでcDCを消失することでALTが上昇し、肝線維化が進行し、その結果有意に生存率が低下した。cDCは肝臓の炎症と線維化を抑制するのに重要な役割を担っている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、肝線維化におけるcDCの役割を解明することが目的であり、炎症の中心的存在であるcDCと自然免疫に焦点をあてている点が特色である。生体のホメオスターシスとして、腸管内から門脈を介して流入するLPSやCpGによって、または肝障害後のネクローシス自己細胞によってKupffer細胞や肝星細胞の活性化が過剰とならないように、cDCがその活性化を制御している可能性が予想される。肝線維化におけるcDCの研究はまだほとんどなされていない。これらの機序が解明できれば、将来的には慢性肝炎・肝硬変に対する新たな抗線維化療法のターゲットになりえると考えられる。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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