研究成果の概要 |
マウス大腿動脈における血管内膜への白血球接着現象から内皮下浸潤の過程を観察するためのin vivoイメージングシステムを構築した。そのシステムを駆使して高脂肪食摂取による血管内膜での白血球集積は接着した白血球が内皮下浸潤することによるものではなく内膜に常在する白血球増加による可能性を明らかにした。さらに、それらの白血球分画はCD11b陽性, CD11c陽性, MHCclassⅡ陽性, CCR2陽性, F4/80陰性, Ly6G陰性, CD40陽性, CD80陽性, CD86陽性であり、表面マーカーとしては樹状細胞に近い表現型をもつが、新しい白血球分画の可能性も示唆された。
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