研究課題
基盤研究(C)
肥満で増加する液性因子の中でもレプチンは、喘息で作用する様々な炎症細胞を活性化することが報告されている。本研究は、レプチンが喘息の難治化病態に関与する肺線維芽細胞に及ぼす影響を解明することを目的とした。レプチンは、肺線維芽細胞からのサイトカイン産生を増強し、肺線維芽細胞の増殖を促進した。また、肺線維芽細胞はレプチンレセプターを細胞表面に発現していた。以上の結果から、肥満が喘息を増悪する機序の一つに、レプチンによる肺線維芽細胞の活性化が存在する可能性が示唆された。
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Respir Med
巻: 134 ページ: 95-102
10.1016/j.rmed.2017.12.002