研究課題
基盤研究(C)
最適な体液バランスの維持は、腹膜透析(PD)における除水不全に関与する。PD患者の腹膜障害の特徴は線維化、炎症、血管新生であるが、その機序は不明な点が多い。本研究では、ヒト検体、培養細胞、動物モデルを用いて、1) PDにおけるリンパ管新生の意義、2) 腹膜線維化と血管新生の関連、3) 食塩過剰摂取の腹膜への影響につき検討した。リンパ管新生は、可溶性VEGFR-3によって抑制され除水量の改善が期待できる。腹膜線維化に伴う血管新生は、TGF-β1-VEGF-A pathwayによっており線維化が腹膜機能改善のターゲットになること、また過剰食塩摂取が腹膜透過性に関与することが明らかになった。
腹膜透析(PD)における除水不全の機序、対策が明らかになることによって、PD治療が長期に可能となり、PD患者負担が軽減する。ひいては医療経済にも好影響を与える。
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