研究課題
基盤研究(C)
まず、慢性腎臓病の血管石灰化に対して最も重要な寄与因子である、リン負荷による血管平滑筋細胞の石灰化の進展と骨芽細胞様形質変化を抑制できる因子をメカニズムとともに探索した。カルシウム受容体刺激薬R568、チオ硫酸ナトリウム、エチドロネート、25水酸化ビタミンDの投与、リン制限、カロリー制限の石灰化および骨芽細胞様形質変化の抑制効果を調べたが、エチドロネート投与とリン制限が最も効果が高かった。しかしながら、ともに、石灰化を吸収するのに必要である単球の破骨細胞化に対しては抑制的で、今回試みた治療では石灰化を退縮させるのは困難であることが明らかとなった。今後、更なる石灰化退縮治療の探索が必要である。
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