研究課題
基盤研究(C)
多系統萎縮症(MSA)患者群と健常対照者群に対して,血漿コエンザイムQ10濃度測定を行い,MSA患者ではCOQ2変異の有無にかかわらず血漿コエンザイムQ10濃度が有意に低いことを見出した.また,MSA患者からiPS細胞を樹立し,iPS細胞由来の神経細胞の分化誘導を行ったうえで機能解析をした.複合ヘテロ接合性にCOQ2変異をもつMSA患者では,ミトコンドリア呼吸機能ならびに抗酸化機能が低下していること,またCOQ2変異を持たないMSA患者でもアポトーシスが増加していることを認めた.これらの知見から,コエンザイムQ10の補充がMSA患者にとって有益である可能性が示唆される.
すべて 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 図書 (2件)
Cerebellum
巻: - 号: 3 ページ: 1-9
10.1007/s12311-017-0846-9
Journal of the Neurological Sciences
巻: 381, Suppl ページ: 889-890
10.1016/j.jns.2017.08.2504
JAMA Neurol.
巻: 73 号: 8 ページ: 977-80
10.1001/jamaneurol.2016.1325
巻: 73 号: 12 ページ: 1499-1500
10.1001/jamaneurol.2016.4133
Ann Clin Transl Neurol.
巻: 2 号: 4 ページ: 417-426
10.1002/acn3.185