研究課題/領域番号 |
15K09337
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
犬塚 貴 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 非常勤講師 (50184734)
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研究分担者 |
木村 暁夫 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (00362161)
矢野 竹男 三重大学, 地域イノベーション学研究科, 教授 (00569197)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 抗血管内皮抗体 / 血液脳関門 / 自己免疫性脳炎 / 補体 / 補体C1q / 自己免疫介在性脳炎 / 抗NMDAR脳炎 |
研究成果の概要 |
ヒト大脳微小血管内皮細胞を抗原とする免疫沈降と質量分析により、視神経脊髄炎患者の血清中に存在する抗血管内皮抗体の認識抗原として、補体成分であるC1qを同定した。また血清抗C1q抗体価は、血液脳関門の透過性の指標となる、髄液/血清アルブミン比と正の相関を示し、抗C1q抗体が血液脳関門の破綻に関与する可能性が示唆された。一方、NMDAR脳炎11名と健常者15名において抗C1q抗体価を比較検討したところ、NMDAR脳炎の血清中で有意に抗体価の上昇を認めた。NMDAR脳炎や視神経脊髄炎では、血清中の抗C1q抗体価の上昇が、血液脳関門の破綻による病的自己抗体の中枢移行に関与している可能性が示唆された。
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