研究課題/領域番号 |
15K09354
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
桑城 貴弘 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (70568964)
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研究分担者 |
吾郷 哲朗 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30514202)
脇坂 義信 九州大学, 大学病院, 助教 (50631694)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脳卒中 / 脳梗塞 / 再発 / 認知機能 / 認知症 / MMSE / 脳梗塞再発 / 観察研究 / 脳神経疾患 |
研究成果の概要 |
脳卒中発症後の機能予後,再発について,福岡脳卒中データベース(Fukuoka Stroke Registry; FSR)を用いて,観察研究を行った.FSRデータは,2019年3月時点で,脳卒中発症後1週間以内を満たす16,000症例以上の登録があった.脳卒中症例のうち,脳梗塞連続症例を抽出し,認知症合併症例での再発リスクについて調査を行った.MMSEを認知機能の評価項目として,MMSEの値と脳卒中再発の危険度について検討を行ったところ,認知機能低下症例は正常症例に比して脳卒中再発の危険度が高まり,その程度は軽度認知障害例であっても認知症例と同様であった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳梗塞を発症した場合,認知機能が低下している症例では,その後の脳卒中再発の危険度が高まり,その程度は軽度認知機能障害例であっても認知症例と同様であった.認知機能低下症例では脳梗塞再発の危険度が高いため,脳梗塞に対する二次予防を行う際には,他の脳心血管危険因子に対して,より厳格なコントロールおよび積極的な治療を行うことが勧められる.また,認知症に対しても,抗認知症薬の導入や他の環境要因に対する積極的な治療介入を行うことで,脳梗塞再発の危険性を抑制できる可能性が示唆されたと思われる.
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