研究課題/領域番号 |
15K09358
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
平田 幸一 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60189834)
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研究分担者 |
田中 秀明 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (50296159)
高嶋 良太郎 獨協医科大学, 医学部, 助教 (50591939)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脳電場解析 / 慢性片頭痛 / 前兆のある片頭痛 / 前兆のない片頭痛 / 皮質拡延性抑制 / 下降抑制系障害 / 慢性片頭痛重症度解析 / 薬物乱用頭痛重症度解析 |
研究成果の概要 |
重篤で慢性な頭痛は,本人の生活のみでなく社会の生産性を大きく損なう.このような難治性慢性頭痛患者を対象に,脳過敏を誘発させる刺激下における脳電場解析を行い脳機能マッピングからその病態生理を解明し,その治療,予防法を知ることを課題とした.結果として前兆のない片頭痛患者では,皮質拡散抑制による皮質機能亢進の抑制欠如が持続中枢感作を生じ,大脳辺縁系,前庭系,嘔吐中枢などの興奮をもたらす可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重篤な慢性頭痛は,本人の生活のみでなく社会の生産性を大きく損なう.このような難治性慢性頭痛患者を対象に,その症状を惹起させる刺激を行い,その際の脳の活動を脳波の地図ともいえるものを作成した.その結果,前兆のない片頭痛患者とされる片頭痛患者では,刺激にともなう異常活動の抑制がされず持続的に脳が不必要な活性を呈し,不安,めまい,嘔吐などをもたらすことを解明しえた.
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