研究課題/領域番号 |
15K09386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井上 真由美 京都大学, 医学研究科, 特定教授 (80512079)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肥満 / ECM / THBS1 / 褐色脂肪細胞 / 脂肪細胞 / 細胞外基質 / 糖尿病 / インスリン抵抗性 / ミトコンドリア / 血管新生 |
研究成果の概要 |
近年、褐色脂肪細胞様の組織が成人にも存在し、その全身のエネルギー消費への影響が示唆されている。我々は血管新生抑制因子THBS1の KOマウスの白色脂肪組織に褐色細胞様変化が見られることを発見した。さらに脂肪細胞におけるミトコンドリア呼吸に対するTHBS1の役割の検討を行ったところ、THBS1KOあるいはKD細胞ではミトコンドリア呼吸は上昇していた。THBS1KOマウスではWTマウスに比べて脂肪組織における毛細血管が増加していた。これらは白色脂肪細胞の褐色脂肪細胞化を強く示唆する。さらに我々は、これらの動物実験で得られた結果をヒトで実証するために検診で得られた臨床データをもとに検証を始めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食事量が同じでも、太る人と太らない人がいる。また、太っていてもメタボリックシンドロームになる人と、ならない人がいる。それらの疑問の一つの答えの解明、また、適正体重の維持、また例え太っても致死的な疾患に至らないための方法の一つを解明しつつある。また主に動物で証明してきた事柄をヒトで実証することによりさらに本質的な病態の解明にせまる。
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