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ヒト人工多能性幹細胞を用いた移植可能な造血幹細胞の作成

研究課題

研究課題/領域番号 15K09450
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関東京大学

研究代表者

田岡 和城  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30529178)

研究分担者 荒井 俊也  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00579716)
吉見 昭秀  東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (80609016)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードiPS細胞 / 造血幹細胞 / 人工多能性幹細胞 / 多能性幹細胞
研究成果の概要

iPS細胞からCD34陽性CD38陰性CD43陽性の造血幹細胞様血球を作成、および多系統の血液細胞への分化誘導させることが可能とした。具体的なプロトコールは、iPS細胞を10T1/2細胞と共培養し、day1からday4にBMP4、day4からday9までIL3、day9からSCF、FLT3、TPO、IL3で順次サイトカインで刺激すると、造血幹細胞に認められるCD34陽性CD38陰性CD90陽性分画を認めた。誘導したCD34陽性造血前駆細胞をそれぞれ顆粒球、単球、赤芽球、巨核球への分化誘導が可能であり、多系統への分化能が保持されていることを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、ヒトiPS細胞を用いて、骨髄移植に使用できる造血幹細胞を樹立誘導することである。白血病をはじめとする造血器腫瘍の根治治療として造血幹細胞治療がある。これまでは、骨髄バンクや臍帯血によって、ドナーを得ていたが、骨髄バンクには適切なドナーがいない場合や、コーディネートに時間がかかること、臍帯血は十分な細胞数が確保出来ないといった問題があり、十分な治療が出来なかった。HLA 一致のヒトの血液から速やかに iPS を樹立し、さらに造血幹細胞に誘導する。この新たなドナーソースの作成は、骨髄バンクを基板としたこれまでの移植医療を変革する可能性があると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2017 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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