研究課題
基盤研究(C)
急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群患者において,骨髄間質細胞の異常なサイトカイン発現などを初めとした,様々な異常がみられることが報告されている。しかしながら,これらの異常が惹起される分子機構は明らかとされていない。本研究により,細胞外小胞(エクソソーム)が骨髄微細環境内に高濃度で存在し,白血病細胞から分泌されるエクソソームが骨髄間葉系幹細胞に移行し作用することを見出した。また、エクソソームは、造血幹細胞支持因子などの遺伝子を不安定にすることで、正常造血支持能を低下させることを明らかとした。これらことは、エクソソームを標的とした新規治療標的につながることを示唆している。
すべて 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (2件)
Oncotarget
巻: 8 号: 39 ページ: 65889-65899
10.18632/oncotarget.19508
Int J Clin Oncol
巻: 20 号: 5 ページ: 866-871
10.1007/s10147-015-0810-y
Cancer Chemother Pharmacol.
巻: 75 号: 4 ページ: 805-812
10.1007/s00280-015-2704-0
Hepatology
巻: 印刷中 号: 3 ページ: 751-761
10.1002/hep.27774