研究課題
基盤研究(C)
生物学的製剤治療により寛解が半年以上持続しており、生物学的製剤の休薬を希望した関節リウマチ患者36例が登録された。20例に休薬後の再燃を認めたが、ほぼ全ての患者が同一製剤の再開を選択して速やかに寛解再導入に至った。寛解による生物学的製剤の中止時点における再燃の予測は臨床的には困難であるが、再燃時には患者の自覚症状が良好な感度を示すこと、投与した生物学的製剤の種類により一部のサイトカインやサイトカイン受容体の血中濃度が大きく異なること、インターロイキン-6が活動性のバイオマーカーとして最も優れていることが明らかとなった。
生物学的製剤の寛解休薬は医療経済学的観点からも大きなメリットがあり、関節の違和感を感じた際には早期に受診することで再燃の早期診断・早期治療が可能になり、休薬のリスクを最小化できると考えられた。さらにサイトカインおよびサイトカイン受容体の血中濃度の継時的測定結果から、患者間におけるサイトカインプロファイルの多様性と同一患者における再現性が示されたことから、テーラーメイド医療への道筋にも大きく貢献する結果となった。
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すべて 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 2件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (22件) (うち国際学会 8件、 招待講演 4件) 備考 (1件)
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