研究課題/領域番号 |
15K09551
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
長谷川 均 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (40164826)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 寛容型樹状細胞 / 自己免疫疾患 / 制御性T細胞 |
研究成果の概要 |
自己免疫疾患の分野では、免疫寛容に導く樹状細胞(tDCs)を用いた抗原特異的な治療が注目されている。また各種物質で誘導されたtDCsはいずれも一長一短であった。本研究では、Cキナーゼ阻害剤(PKCI)、IL-10 、TGF-beta、vitamin D3、dexamethazone、rapamycin、PPARgamma+retinoic acid の6種類で誘導されたtDCsとの比較検討を行い、制御性T細胞誘導能、二次リンパ節への遊走能、炎症環境下での安定から、PKCI-tDCsが最も良いことを明らかにした。また、シェーグレン症候群患者末梢血から、PKCI-tDCsの誘導は可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトのtDCsの治療効果については、欧州や米国を中心にI型糖尿病,関節リウマチ, クローン病、多発性硬化症に対して臨床試験が進められている。これらの試験において、いずれも安全性は確認されており、効果もあることが報告されている。これらの臨床研究で用いているtDCsは様々な方法で誘導したtDCsを用いているが、我々はPKCI-tDCsが最も良いことを明らかにした。PKCI-tDCsは自己免疫疾患における抗原特異的免疫抑制療法の有力なツールになることが期待される。
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