研究課題
基盤研究(C)
インフルエンザ感染において、クラリスロマイシンは粘膜免疫増強作用があることが報告されている。本研究では、マウスにインフルエンザA(H1N1)ウイルスを感染させてクラリスロマイシンを投与したときの免疫メモリーについて検証した。フローサイトメトリー解析では、クラリスロマイシンは長期免疫メモリーのセントラル/エフェクターメモリーT細胞の割合を増加させた。また、サイトカイン/ケモカインの産生を確認したところ、血清中で単球走化性タンパク質(MCP-1)誘導がクラリスロマイシンにより有意に抑制された。以上より、感染局所で単球やマクロファージの遊走を減少させ、炎症性細胞浸潤の抑制が示唆された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件)
Comparative Immunology, Microbiology and Infectious Diseases
巻: 56 ページ: 6-13
10.1016/j.cimid.2017.11.002