研究課題/領域番号 |
15K09571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
鈴木 基 長崎大学, 熱帯医学研究所, 准教授 (60444874)
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研究分担者 |
吉田 レイミント 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (90432963)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 呼吸器ウイルス / コホート / 病原体干渉 / ベトナム / 小児肺炎 / 呼吸器感染症 / コホート研究 / ライノウイルス / アデノウイルス / RSウイルス / ヒトメタニューモウイルス / 小児感染症 / 小児呼吸器感染症 / ウイルス干渉 |
研究成果の概要 |
乳幼児期の呼吸器感染症の原因となるウイルスとして数十種類が知られている。原因ウイルス毎の臨床像の違いについては研究が進んでいるが、ウイルス感染症相互の干渉現象については十分わかっていない。本研究ではベトナム中部ニャチャン市で実施されている小児呼吸器感染症サーベイランスを活用した。1941人の2歳未満小児の呼吸器感染症コホートを5年間追跡した結果、6か月未満にウイルス性呼吸器感染症で入院すると、非ウイルス性呼吸器感染症に対して1.6倍呼吸器感染症による再入院のリスクが高かった。特にアデノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルスが再入院リスクと強く関係していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
呼吸器感染症は乳幼児期にみられるもっともありふれた病気である。本研究の結果、生後6か月未満の乳児がアデノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルスに感染し呼吸器感染症を発症すると、その後、再度呼吸器感染症を発症するリスクがより高くなることがわかった。これはこれらのウイルスの感染を予防するワクチンを開発導入することで、乳幼児の呼吸器感染症の発症や入院を効率よく減らすことができることを意味している。
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