研究課題
基盤研究(C)
臨床使用が可能な抗真菌薬はきわめて限られているなかで、多剤耐性菌の出現が重大な問題となっている。耐性株の特徴や耐性機序を明らかにし、新たな治療戦略を開発していく必要がある。本研究で我々は、多剤耐性Candida glabrataにおける耐性機序とCandida guilliermondii感染症の臨床的および微生物学的特徴を明らかにした。また、化合物ライブラリーのハイスループットスクリーニングにより、強力な抗真菌活性を有する新規化合物の同定に成功した。
侵襲性真菌感染症は致死的な経過をとることも少なくない。治療薬が少ないなかで耐性菌の出現が問題となっている。今回、耐性化のメカニズムや耐性菌感染症の臨床的および微生物学的特徴を一部解明した。また、化合物ライブラリーのスクリーニングにより、病原真菌に有効な新規化合物を同定することができた。これらの研究成果は、今後の新薬開発に寄与するものと考える。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
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