研究課題/領域番号 |
15K09575
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
立野 一郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50311642)
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研究分担者 |
長谷川 忠男 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10314014)
井坂 雅徳 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (40336673)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | A群レンサ球菌 / 病原性 / ゲノム / fabT / A群レンサ球菌 / 二成分制御系 / streptococcus / pyogenes / NADase / 劇症型感染症 / S. pyogenes / Sreptococcus / mefA / salR / salK / msrD / fab |
研究成果の概要 |
A群レンサ球菌新型株(特徴として、SalR-SalK遺伝子を含む領域を欠損している)には病原性の高い株と病原性の低い株の2種類が存在する。この病原性の違いが、fabT遺伝子の変異に依存していることを突き止め、解析結果を論文として発表した(2016)。但し、この論文内で実施したゲノム解析は不完全な状態(一本の環状DNAとしてつながっていない)であった。そこで、論文で使用した新型株である10-85を再度Pac-Bioを用いてシークエンスし、一本の環状DNAとしてつなげることに成功した(Accession No.AP019548)。この結果は、論文として発表済み(2019)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
A群レンサ球菌新型株(特徴として、SalR-SalK遺伝子を含む領域を欠損している)には病原性の高い株と病原性の低い株の2種類が存在する。この病原性の違いが、fabT遺伝子の変異に依存していることを突き止めた。fabT遺伝子に変異を持つ株が一定の割合で出現することは、海外のグループからも報告された。しかし、病原性が低下するようなfabT遺伝子の変異が自然界で起こる理由についてはいまだ不明である。
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