研究課題/領域番号 |
15K09601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
小林 博司 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (90266619)
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研究分担者 |
樋口 孝 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30595327)
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研究協力者 |
大橋 十也
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | iPS細胞 / MPS / クラッベ病 / 神経系スフェア / 治療補助用デバイス / 神経細胞デバイス / 神経系起源基細胞 / 遺伝子改変 / ムコ多糖症 / 治療用デバイス / ジンクフィンガー / デバイス / 自家移植 / 遺伝子編集 / iPS細胞を分化させて |
研究成果の概要 |
今回ムコ多糖症(MPS)およびクラッベ病由来iPS細胞を臓器系統に分化させ、遺伝子改変システムによる治療効果を評価し、更に治療補助用デバイスの実現を目指した。まずクラッベ病モデルマウス由来のiPS細胞より神経系細胞への分化誘導を試み、神経系スフェアへの分化誘導に成功した。ただしそこから神経系起源基細胞、各神経系細胞への分化誘導に成功せず、レンチウイルスベクターを用いた遺伝子導入の有無による移植比較実験に移行することが難しかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ライソゾーム病は細胞内小器官であるライソゾーム関連酵素の欠損により基質が蓄積し、臓 器不全を呈する疾患群の総称である。このうちMPS は酵素欠損により中枢神経、肝、脾、心、腎、骨系統などにGAG が蓄積し、多発性臓器障害を来すとされる。現在Ⅰ型、Ⅱ型、VI 型において酵素補充療法が保険承認されているが、中枢神経系、心弁膜症・心筋症、骨系統合併症には効果が不十分とされている。またクラッベ病も酵素欠損により中枢神経系が主に障害され、現在有効な保険承認治療がない。これらの疾患の予後向上を目指し、重要臓器の病態解析および治療戦略としてのデバイス作成を計画した。
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