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FAM111Aの骨成長、ミネラル代謝における役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15K09612
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関帝京大学 (2016-2018)
東京大学 (2015)

研究代表者

磯島 豪  帝京大学, 医学部, 講師 (00568230)

研究分担者 北中 幸子  東京大学, 医学部附属病院, 登録診療員 (30431638)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード骨代謝 / 軟骨分化 / 成長障害
研究実績の概要

FAM111A遺伝子は、Kenny-Caffey症候群(KCS)2型の原因遺伝子として、申請者らが同定した遺伝子であるが、FAM111Aの生体内での機能はほとんどわかっていない。FAM111Aの機能を分子生物学的に解析することにより、KCS2型にみられる症状の発症機序を解明することを目的として、本研究を行った。
KCSの著明な成長障害に注目し、FAM111Aは、軟骨細胞における分化に影響を与える分子であると考え、軟骨分化のin vivoモデルであるATDC5細胞を用いて実験を行った。KCSまたは同じFAM111A遺伝子が原因のOsteocraniostenosisの原因として報告のあるヒトFAM111A遺伝子のR569H、P527Tについて、レンチウイルスを用いてDOX誘導性FAM111A(野生株、R569H、P527T)強制発現ATDC細胞株を樹立し、軟骨分化と細胞増殖についての検討を行った。その結果は、①野生型FAM111Aを強制発現した細胞系列では、軟骨分化が抑制され、R569HとP527Tを強制発現した細胞系列ではさらに著しい抑制が認められた。②R569HとP527Tを強制発現した細胞系列では、細胞増殖能の低下が認められた。
さらに、間葉系幹細胞から軟骨細胞・骨細胞に分化する際の種々のプロモーターのCreマウスにFAM111Aの野生型や変異型を導入したトランスジェニックマウスを作成した。その結果、KCSの表現型を示すマウスも誕生している。今後詳細に検討する予定である。
本研究は、FAM111Aが軟骨細胞分化や増殖に関係する分子である可能性を示唆し、今後の検討に有用なKCSの表現型を示すトランスジェニックマウスを作成した。確定的な結論を出すまでには至らなかったが、本研究成果の詳細な検討を行うことにより、将来的にFAM111Aの生体内での役割が解明することが期待される。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 骨成長におけるFAM111Aを中心とした分子メカニズムの解明2017

    • 著者名/発表者名
      磯島 豪、田中 裕之、斉藤 琢、北中 幸子
    • 学会等名
      第51回小児内分泌学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] Kenny-Caffey症候群2型の原因遺伝子であるFAM111Aの生体内での発現と軟骨分化への影響2017

    • 著者名/発表者名
      田中 裕之、田村 麻由子、高橋 千恵、磯島 豪、齋藤 琢、岡 明、北中 幸子
    • 学会等名
      第51回小児内分泌学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2019-12-27  

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