研究課題/領域番号 |
15K09715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
太田 健一 香川大学, 医学部, 助教 (50403720)
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研究分担者 |
鈴木 辰吾 香川大学, 医学部, 講師 (50451430)
三木 崇範 香川大学, 医学部, 教授 (30274294)
割田 克彦 鳥取大学, 農学部, 准教授 (40452669)
日下 隆 香川大学, 医学部, 教授 (50274288)
金西 賢治 香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (10263906)
久保 裕之 香川大学, 医学部, 協力研究員 (30564116)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 母子分離 / 扁桃体 / 内側前頭前皮質 / 興奮/抑制バランス / 攻撃性 / 社会性 / 社会行動 / 社会的認知能力 / 環境エンリッチメント / 攻撃行動 / 脳由来神経栄養因子 / 海馬 / スパイン |
研究成果の概要 |
本研究ではヒト早産児相当の脳発達期における母子分離の影響について、ラットを用いた母子分離モデルで検討を行った。母子分離された仔では成熟後の社会的認知能力の低下が見られ、攻撃性が増加していた。更にこれらに関連の深い扁桃体及び内側前頭前皮質の興奮/抑制バランスを解析すると、抑制性シナプスに関連する因子が低下していることが明らかとなった。このような母子分離による興奮/抑制バランスの不均衡が、内側前頭前皮質や扁桃体の正常機能を狂わせることで過剰な攻撃性や社会性の異常を引き起こしたと考えられる。またこのような母子分離の影響は不可逆的なものではなく、その後の養育環境によって回復しうる事も示唆された。
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