研究課題/領域番号 |
15K09728
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
桑形 麻樹子 昭和大学, 医学部, 客員教授 (70398684)
|
研究協力者 |
柴藤 順子
小川 哲郎
ラクワル ランディープ
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | DoHaD / 遺伝子解析 / 新生児期栄養環境 / マウス / LPS / DOHaD / 新生児期低栄養 / DOHad |
研究成果の概要 |
胎児期の低栄養は生活習慣病の発症リスクを増加させ、生後の制限はリスクを減少させる、即ち、出生前後で低栄養に対する影響が逆転することに着目し、21個の遺伝子を選抜した。 C57BL/6Jマウスの生後1週間、母動物を低栄養曝露した児マウスを用いて、リポポリサッカライド(LPS:Toll様受容体4を刺激し炎症を起こす)を生後11週に投与し、変化する遺伝子を見出した。OATP family トランスポーター(Slco2b1)は新生児期の低栄養の影響をまた、生後11週まで受けていた。LPS投与により、Lrtm1, Mrap, Il1b, Slco2b1の発現が異なったことから、責任遺伝子と考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マウス新生児期の低栄養曝露により、成熟期においても影響が継続していた遺伝子( Slco2b1)が選抜された。また、成熟期のLPS投与に対する反応が、新生児期の低栄養曝露により影響を受けていた。本課題で得られた結果は、これまで注目されてきた胎生期の栄養環境のみではなく、新生児期の栄養環境の変化も、個体の脆弱性に影響を及ぼすことを明らかにした。
|