研究課題/領域番号 |
15K09782
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
梅垣 知子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80397629)
|
研究分担者 |
久保 亜紀子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (50455573)
久保 亮治 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70335256)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | ケブネル現象 / CHILD症候群 / コレステロール合成 / コレステロール代謝 / NSDHL |
研究成果の概要 |
CHILD症候群は、末梢コレステロール生合成経路のNSDHL変異により乾癬様の皮疹を呈するが、内因性のコレステロール中間代謝物と皮膚炎発症のメカニズムについての詳細な検討は未だ行われていない。 培養HaCaT細胞にNSDHL阻害剤を添加し、48時間後に回収した。ガス・クロマトグラフィー(GC-MS)を用いてコレステロール代謝物を測定したところ、数種類の異常な中間代謝物を検出した。これらのコレステロール中間代謝物は、CHILD症候群患者病変部皮膚から抽出したGC-MS結果と一致していた。コレステロール合成経路に関わる阻害剤を培地に添加したところ、用量依存性に異常な中間代謝物の蓄積を抑制した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝性コレステロール生合成経路の異常症であるCHILD症候群患者の皮膚におけるコレステロール代謝産物について詳細に解析し、異常な蓄積中間代謝物が表皮角化細胞の分化・増殖や免疫系に与える影響を検討した。異常な脂質代謝物が皮膚炎を惹起するメカニズムを明らかにすることで、将来的に皮膚の脂質異常による皮膚炎の治療の開発につながると考えられる。
|