研究課題/領域番号 |
15K09894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
末吉 英純 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (40380894)
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研究協力者 |
小池 玄文
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | Dual-energy CT / 肺血流評価 / 肺高血圧 / 体循環系シャント / lung perfusion / dual energy CT / 慢性血栓塞栓性肺高血圧症 / lung PBV / 肺血流量 / PTA / Dual energy CT / Pulmonary hypertension / Thromboembolism / 定量化 |
研究成果の概要 |
肺高血圧症患者では、肺血流は体循環系血流から代償されることが知られており、正確な肺動脈血流量の評価法は確立していない。Dual-energy CTでは肺内のヨード造影剤の分布を可視化、定量化(lung PBV値)することが可能である。Dual-energy CTによる肺動脈血流定量値を用いて、肺高血圧患者における体循環系シャントを含めた正確な肺動脈血流量の評価が可能か検討した。 検討結果よりDual-energy CTによる肺動脈血流定量値は側副血流を反映している可能性があり、Lung PBV画像の定量化法は、肺高血圧患者における体循環系シャントを含めた真の肺血流の評価が可能なことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Dual-energy CTでは肺内のヨード造影剤の分布を可視化、定量化(lung PBV値)することが可能であり、その肺動脈血流定量値を用いて、肺高血圧患者における体循環系シャントを含めた正確な肺動脈血流量の評価が可能か検討した。検討結果よりDual-energy CTによる肺動脈血流定量値は側副血流を反映している可能性があり、Lung PBV画像の定量化法は、肺高血圧患者における体循環系シャントを含めた真の肺血流の評価が可能なことを示した。また今後、さらに肺動脈血流定量値と重症度や予後について相関を検討することにより、患者の重症度や予後についての新しい評価方法につながると考えられる。
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