研究課題/領域番号 |
15K09956
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
細井 理恵 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30291446)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | てんかん / 生体脳 / イメージング / 脳循環代謝 / 受容体結合 / 活性酸素種 / 幼若動物 / キンドリング / ケトン療法 / 活性酸素 / NMDA受容体 / 窒素13標識アンモニア / グリア細胞 / アルファメチルトリプトファン |
研究成果の概要 |
幼若期てんかんモデル動物では急性発作時にグリア細胞のエネルギー代謝は成熟期と異なり有意な変化は認められないこと、一方でグルタミン酸-グルタミンサイクルは成熟期と同様に活性化することが明らかとなった。また薬剤誘発によるキンドリング形成において、幼若期では成熟期と同条件下ではキンドリングは形成されず、幼若期のGABA-BZ複合体の機能の変遷がてんかんと深い関係があることが示唆された。 さらに同一個体より複数の生体機能画像を得るために、蛍光標識プローブを用いてex-vivo生体機能画像を簡便に取得する方法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼若期のてんかん発作時においてグリア細胞内の代謝反応が成熟期とは異なることを明らかにした。さらに幼若期におけるGABA-BZ複合体の機能変化とてんかん原性に関連がある可能性を示し、小児と成人におけるてんかん発症のメカニズムの解明のための知見を得ることができた。 またex-vivo蛍光画像取得の方法論を確立し、同一個体における複数の生体機能画像をより簡便に取得することが可能となった。この方法を用いることにより、個体差の生じやすい疾患に関する研究がモデル動物を用いてより詳細に遂行可能となった。
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