研究課題/領域番号 |
15K09961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
吉田 素平 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (60380218)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 温熱療法 / 化学療法 / 誘導加熱 / 温熱化学療法 / 消化器癌 / リンパ節転移 / 低侵襲治療 / リポソーム / 金属磁性体 / リンパ節転移モデル |
研究成果の概要 |
温熱療法は副作用の少ない低侵襲な癌治療法の一つであり、金属磁性体に交流磁場をかけて発熱させる誘導加熱を応用して腫瘍選択的な加熱を実現し、さらに抗癌剤を併用することで43度以下の低い温度でも十分な抗腫瘍効果が得ることに成功した。これを応用し、腫瘍近傍のリンパ節転移も同時に治療する研究を行ったが、転移リンパ節への薬剤の移行を証明する事ができず、実験は途中中止となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本実験は実験途中であるが、これが実現すれば、早期癌でリンパ節転移を伴う場合でも、内視鏡による治療が可能となる。例えば胃癌の場合、現行では早期癌であっても胃の2/3を切除する必要があるが、本治療を行うことによって胃を全て残すことが可能となり、治療後の食事の制限や体重減少といった後遺症を生じることなく、治療が完結するようになると考えられる。
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