研究課題/領域番号 |
15K09974
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
中谷 幸 関西医科大学, 医学部, 助教 (10533424)
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研究分担者 |
狩谷 秀治 関西医科大学, 医学部, 准教授 (40368220)
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研究協力者 |
谷川 昇
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 放射線防護 / 放射線被曝 / インターベンション / CT透視 / 放射線被ばく |
研究成果の概要 |
CT透視に適合した被曝防護シールドを作製し、術者の防護の有効性を評価した。 ファントムを用いてCTガイド下生検を想定した術者の被曝線量を測定した。シールドの使用により被曝線量は61.6-94.4%低減した。臨床症例においてシールドの使用と術者の線量測定を行った。CTガイド下肺生検をシールドの設置下と、シールドなしの場合で測定し、それぞれの線量を測定した。シールドを用いた場合は使用しなかった場合に比べて線量が26.7-95.2%低減された。いずれの症例も生検の手技、安全面について支障なく使用できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CT透視下手技において術者の防護を行うシールドを作成し、臨床で使用しても患者の安全が保たれ、術者の被曝が低減できることを確認した。シールドは患者の周囲を覆う独特の形状により術者の下肢や被曝量の多い手を含めた全身を防護することを目標としていたが、本研究によりこれが確認できたことに学術的意義がある。 シールドは一般医療機器として使用可能であり、他施設でも臨床導入することができる。増加するCT透視下手技による術者の被曝を低減できるところに社会的な意義がある。
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