研究課題/領域番号 |
15K10032
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
関島 光裕 鹿児島大学, 医用ミニブタ・先端医療開発研究センター, 特任助教 (20568589)
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研究分担者 |
山田 和彦 鹿児島大学, 学内共同利用施設等, 教授 (40241103)
佐原 寿史 鹿児島大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (90452333)
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連携研究者 |
清水 章 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (00256942)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 移植・再生医療 / 腎移植 / 硫化水素 / マージナルドナー / 臓器保護 / 前臨床実験 / ミニブタ / 腎臓体外灌流保存 / 常温腎臓持続体外灌流保存 / 臓器灌流保存 / 前臨床研究 / 虚血再灌流障害 |
研究成果の概要 |
ドナー不足の解消は移植医療にとって重要課題であり、虚血再灌流障害IRI抑制は解決策の一つとなる。我々はクラウンミニブタを用いた前臨床大動物実験により、2時間腎臓温虚血により誘導されたIRIに対し、硫化水素H2Sの投与が抑制効果を持つこと(術後クレアチニン上昇抑制や病理学的な障害軽減)、経静脈的な全身投与よりも経腎動脈的な臓器投与の有効性、抗炎症、抗アポトーシス作用が主な作用機序であることを明らかにした。この結果は、体外灌流保存中にドナー臓器にH2Sを直接投与することによって、温虚血腎移植の成績向上につながりうる可能性を示しており、ドナー不足解決に対する新たな治療の確立に結び付く成果である。
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