研究課題
基盤研究(C)
乳がんのホルモン療法(女性ホルモンの減少を誘導)により、がん細胞に自食作用であるオートファジーが誘導されるが、細胞死の一つとされているアポトーシスは減少すること、一方で、抗がん剤を加える化学内分泌療法(ホルモン療法+経口抗がん剤)では、オートファジーが増加するのみならず、アポトーシスも増加させること、さらに腫瘍間質のオートファジーを認めた場合には、内分泌療法の反応性は低下するが、化学内分泌療法では影響を受けないことを発見した。
間質のオートファジーは内分泌療法の治療反応性に影響するが、化学内分泌療法の治療反応性には影響しないことより、間質の状態を評価することにより、より効果的な治療選択が可能となると考えられる。また、治療における間質の変化をモニタリングすることにより、化学療法や分子標的治療を追加するなどの新たな治療戦略に結びつくと考えられる。とくに、術前内分泌療法後の間質の状態を評価することにより、その後の予後や追加治療の必要性が判断できる可能性があり、乳がんの予後改善につながると考えられる。
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