研究課題/領域番号 |
15K10072
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
千葉 斉一 東京医科大学, 医学部, 講師 (90348665)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | HOXB9 / Cellular Senescence / HoxB9 / Cellular Senesence / p21 / Cellular Senecense / Cellular Scenesence / p21/p53 |
研究成果の概要 |
HOXB9導入によるβGalactosidase染色、PML染色、細胞周期の変化を計測すると、HOXB9遺伝子増幅によりβGalactosidase染色、PML染色は陽性細胞が増加し、Western Blotでp21が増幅され、細胞周期はG1期の細胞が増加していた。一方でp21やHOXB9をノックダウンすると、Cellular Senescenceも減弱していた。その結果より、HOXB9はp21を経由してCellular Senescenceを誘導することが判明した。 また外科切除検体においては、HOXB9とp21には正の相関が認められ、HOXB9とp21には関連性のあることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Cellular Senescenceのメカニズムに関する報告は散見されるが、臨床応用に至っているものは少なく、既に乳癌や肝細胞癌の予後因子として研究が進められているHOXB9と、これによるCellular Senescenceのメカニズム解明を意図した研究は未だかつてない。老化関連遺伝子、癌遺伝子、癌抑制遺伝子は幹細胞機能維持、細胞老化(Cellular Senescence)、細胞癌化という生物現象にそれぞれオーバーラップしながら関わっていると考えられ、以上の一連の研究成果から、HOXB9が癌治療の個別化バイオマーカーとなり、最終的には新たな分子標的治療薬の開発の一端を担う可能性がある。
|