研究課題
基盤研究(C)
大腸癌および消化管間質腫瘍(GIST)の腫瘍細胞やその周囲の間質におけるマイクロRNA (miRNA)発現の変化を測定し、肝転移の形成機序に関する解析を行った。大腸癌では、腫瘍周囲間質におけるmiR- 198の発現低下に伴うtenascin C蛋白の発現亢進が肝転移形成に関与していることが明らかとなり、原発巣の間質におけるtenascin Cの発現強度が肝転移の新規予測マーカーとして同定された。GISTでは、原発巣におけるmiR-122の発現上昇に伴うCAT1蛋白の発現低下や、miR-133bの発現低下に伴うfascin-1蛋白の発現低下が肝転移に関与している可能性が明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 3件)
Br J Cancer.
巻: 117(9) 号: 9 ページ: 1360-1370
10.1038/bjc.2017.291