研究課題/領域番号 |
15K10133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中山 吾郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (90422782)
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研究分担者 |
藤井 努 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (60566967)
小寺 泰弘 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10345879)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | クローン病 / 抗TNF-α抗体 / インフリキシマブ / アダリマブ / インフリキシマズ / マダリマブ / アダリムマブ |
研究成果の概要 |
クローン病の腸管病変に対する術後抗TNF-α抗体薬(アダリムマブ)維持療法の再発抑制効果を明らかにする目的で臨床研究を実施した.26例を対象とし,術後8週以内にアダリムマブを導入し,その有効性と安全性について検討を行った.主要評価項目である術後1年の内視鏡的吻合部再発率は31%であった.また,術後1年の臨床的再発率は17%で,再手術を必要とする症例は認めなった.再発リスク因子に関する解析では,術前の抗TNF-α抗体薬の使用,特にアダリムマブの治療歴を有することが独立した再発リスク因子であった.今後,再発リスクとなる症例群を対象とした新たな術後治療に関する臨床研究を計画中である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クローン病の術後寛解維持療法としてアダリムマブの有効性を検討した国内初めての前方視的臨床研究であり,術後再発を抑制するための新たな治療戦略を示唆する成果であると考える.
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