研究課題/領域番号 |
15K10149
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
神山 博彦 順天堂大学, 医学部, 助教 (00365595)
|
研究分担者 |
小見山 博光 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (30348982)
加藤 俊介 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40312657)
茂櫛 薫 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (60569292)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 大腸癌 / 血中循環腫瘍DNA / 再発 / 腫瘍マーカー / 個別化マーカー / 血中循環腫瘍DNA / 個別化 |
研究成果の概要 |
大腸癌術後の患者の血中循環腫瘍DNAを用いて、術後の再発をモニタリングできるかどうかを調べた。大腸癌術後の10症例について、手術時と術後3ヵ月ごとに検体を採取した。手術時のステージは1:1:4:4(Ⅰ:Ⅱ:Ⅲ:Ⅳ)であった。このうち、ステージⅡの1例、ステージⅢの2例、ステージⅣの2例が再発した。切除検体の原発巣の遺伝子パネル検査により、癌の発症により後天的に生じたと考えられる特異的な遺伝子変異プロファイルを特定し、それを血中循環腫瘍DNAで検出できるかどうかを調べたところ、検出可能な症例があった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血中循環腫瘍DNAは、患者に特異的な遺伝子変異プロフィールを反映している。また、採血で検体を採取できるため簡便である。このため、汎用化された腫瘍マーカーよりも鋭敏に再発モニタリングが出来る可能性が期待されている。再発診断が現在のものよりも鋭敏になれば、化学療法の要否、化学療法の変更の時期決定、補助化学療法の要否などにおいて非常に重要な判断材料となり、患者の生命予後や医療経済に与える影響は大きいと考えられる。本研究では、大腸癌原発巣の遺伝子変異プロフィールを血中循環腫瘍DNAで検出できる可能性が示唆された。しかし、現行の再発モニタリングのモダリティを凌駕する精度には至っていないと考えられる。
|