研究課題/領域番号 |
15K10176
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
權 雅憲 関西医科大学, 医学部, 教授 (70225605)
|
研究分担者 |
海堀 昌樹 関西医科大学, 医学部, 准教授 (30333199)
藤澤 順一 関西医科大学, 医学部, 教授 (40181341)
藤堂 具紀 東京大学, 医科学研究所, 教授 (80272566)
中竹 利知 関西医科大学, 医学部, 助教 (40779401)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 肝細胞癌 / G47Δ / ウイルス療法 / 抗腫瘍免疫 / 第三世代増殖型遺伝子組換え / HSV-1 / sorafenib / 増殖型遺伝子組換えウィルス / 単純ヘルペスウィルス / 肝臓がん |
研究実績の概要 |
臨床使用されている抗癌剤sorafenibとの併用効果も検討した。 ①in vitro:ヒト肝細胞癌細胞株HuH-7,PLC/PRF/5に対して、T-01単独の細胞障害性を検討したがMOI:0.01において効果不足であったため、sorafenib併用による抗腫瘍効果を検討した。細胞障害性試験をT-01(MOI:0.01)+sorafenib (4-8μM)において行い、相乗効果を確認した。また抗腫瘍効果におけるメカニズムの確認のため、MAPキナーゼのリン酸化についてwestern法を用いて確認した。T-01単独ではMAPキナーゼのリン酸化の阻害効果が生じないが、sorafenib単独では阻害効果が生じた。そしてT-01+sorafenibではsorafenib単独の阻害効果を減衰することはなかった。②in vivo:ヌードマウス皮下モデル(HuH-7)におけるsorafenib併用による抗腫瘍効果検討した。T-01単独投与において2×105pfuでは腫瘍体積が半分程度となり腫瘍縮小効果を認めた。sorafenib単独では10mg/kg/dayの投与で同様程度の効果であった。そのためT-01:2×105ならびにsorafenib:10mg/kg/dayの併用を行い、相乗効果を確認した。今後、病理学的検査など詳細な実験を行い、肝細胞癌への実用化を視野に入れた開発を目指す。
|