研究課題/領域番号 |
15K10178
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
川原 敏靖 旭川医科大学, 医学部, 講師 (60407260)
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研究分担者 |
松野 直徒 旭川医科大学, 医学部, 特任教授 (00231598)
古川 博之 旭川医科大学, 医学部, 教授 (70292026)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 膵島移植 / 糖尿病 / アポトーシス / 拒絶反応 / 1型糖尿病 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は移植膵島をいかに効率的に生着させて機能させるかでありました。われわれはドナー膵島をリコンビナントHGFで刺激しアポトーシスに耐えうる膵島作成を検討いたしました。17頭のブタの膵臓全摘術を施行しましたが一時的に血糖値は上昇しましたが安定した糖尿病状態を誘導することができませんでした。残存膵臓が機能している可能性があると考えました。膵臓全摘術の手技は安定していましたが、下大静脈近傍の膵臓を完全に切除するのはリスクが高く、高い手術死亡率が懸念されたため、膵臓全摘後にストレプトゾトシンを投与しました。しかしその効果はなく、リコンビナントHGF有用性を証明するまでに至りませんでした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵島移植は、1型糖尿病に対する低侵襲かつ根治的治療であります。その一方で肝臓内に移植した膵島細胞の多くは細胞死してしまい機能しなくなる現実を克服すべく、リコンビナントHGF刺激により細胞死に耐えうる膵島を作成しようと試みました。残念ながら大動物の実験モデル作成に難渋し、結果を出すに至りませんでしたが、今後はiPS細胞などの出現によりさらなるこの分野の発展が期待されております。
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